お金の見方 PART2
お金のよくある失敗と勘違い
お金の失敗・勘違い
今度は、お金でよくある失敗と勘違いを見てみましょう。
自分の経験では、稼げば稼ぐほど、支出が増えていきました。
精神的にも苦しかった。
「お金が欲しい」とお金に執着すればするほどお金が離れて行ってしまうのはなぜ?
貯金ができない原因は? お金がたくさんあったら幸せになれる…?
お金の幻想にはまらないよう、要注意。でも体感すると体で感じます。
実は、お金は稼ぎ方よりも使い方が大切だった
どうしたら収入を増やせるか、いろいろ考えたりする方多いと思いますが、
例えば、人の嫌がるような仕事するとか、
体を駆使してWワークするとか、お金の稼ぎ方で悩む人が多いのですが、
意外や意外、「お金の使い方」の方が大事 なのだそうです。
というのも、実はあなたの今の収入は、あなたが本当に必要だと感じている金額とちょうどぴったり同じになっているんですね。
「そんなことないよ!全然足りない、もっと欲しい!」と思われるかもしれませんが、これは本当です。 試しに、メモ帳に最低限生きていく為に毎月必要だと思う出費を具体的に書き出してみてください。
例えば
独身だと、住む場所にもよりますが、
家賃3万5000円
食費500×3=1日1500円 ×31日=46500円
水道3000円
光熱費5000円
携帯などの通信費 8000円
地方であれば車 8000円
合計 105.500円
あれば生活はできます。
でも、あったらいいな~と思う金額には、ボンヤリとした「欲しいっぽい物」も含まれています。しかし、何が欲しくてそれが何円かかるとハッキリとイメージできていないと、潜在意識では必要なものと思ってくれないのです。
理想の自分のワークとしては
やりたい事をすべて書き出し、
例
貯蓄額 (これも何のための貯蓄なのか)月30万
生活費 あんな家に住みたい 月15万
毎月友人飲みに行きたい 月2回 2万 5.000円
洋服は季節ごとに変えたい毎月 1万円
良い事として 親孝行にお菓子 2.000円
税金は、給与から引かれているから、OK
あの車ほしいから 月10万
夏キャンプなど月1回遊びたい 月5万
毎年海外3回は行きたい 月10万×3ケ月 1回30万
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合計 月 100万 年収
などなど
理想の自分はいくら収入があるとよいと思えるのかを具体的に
また、シビアにするなら、税金額を含め1円単位まで明確にしていきます。
その時の自分は、どんな気分でしょうか?
そして、その支出はできれば「良いこと」に使った方が良い です。「良いこと」というのは、神様が喜ぶこと、つまり人類全体にとってなるべくプラスになることですね。
私が尊敬する、ある社長さんは、「お金を払うのは、投票するようなもの。この人やこの会社を応援したら世の中が良くなると思うところにどんどん使って投票すると、世の中がよくなる。だから、オレにたくさんお金が入って来て投票させろ~って思うんだよね」と言っていました。
でも最初は、自分の為が良いと思います。服でも旅行でも食事でも、自分が満たされないと、与えられないですからね
神様は、世界を良くしたいと思っています。世界は完璧ではなく戦争が起こったり、いろんな悪いことをする人もいます。そういう「悪い物」も、何か必要があって存在しているので厳密には良いも悪いもないのですが、良いことにお金を回す人は、神様から応援してもらえます。
神様「この人にお金を回すと、良いことに使ってくれて助かる~! もっとお金が流れるようにしーようっ」
となるわけですね。
それは、何も全部をなげうって寄付しなさい、という事ではありません。本当に質の良い物づくりをしている人を応援する意味で高級品を買っても良いですし、家族や周りの人が喜ぶことに使ってあげても良いです。
神様に恥じないよう意識的にお金を使うことが大切 で、具体的にアレは良い、コレはだめ、ということはありません。
貯金ができない理由は収入が少ないから?
貯金ができない理由
「年収3,000万稼いで分かったのは、4,000万ないと足りないということ」
最近ちょっと話題になった、あるマンション販売会社のトップ営業マンの発言です。高収入を目指せます、ということで求人ページに掲載されていました。
その人は2010年入社のまだ若い人で、最初は年収1,000万円を夢見ていましたが、2年目であっさり達成。3年目では3,000万円を超えますが、高級外車を買ったり1回の飲食に10万円とか使ったりして、貯金はほぼゼロ。4,000万円ないと足りないなあ、と思っている そうなのです。
この例でお伝えしたいのは、お金を稼ぐのが悪いということではありません。収入をいくら増やしても、足りないと思う人には永久に足りず、貯金ができないということです。
年収3,000万円のトップ営業マンも、年収300万円の普通のサラリーマンも、収入と支出のケタが違うだけで「足りないなあ」という悩みは何も変わっていないことがお分かりいただけるでしょうか?
物欲には際限がなく、あるだけ使ってしまう人は入ってくるお金が増えれば増えるだけ、使うお金も増やしてしまうのです。
世の中にたくさんお金をリリースして経済を回しているわけなので、それがダメということでもないのですが、貯金したいのにできないで困っている場合には、収入を増やすよりも欲望の尽きないマインドを変える方が先です。
私も子どものころからあれが欲しい、これが欲しい、とお小遣いを訳の分からない駄菓子やガンプラとか、何かにすぐ使ってしまうタイプでした。
吉野やアルバイトをして6万円、7万円稼げるようになると、今度は10万、15万…と欲しい物もバージョンアップして、いつも「ちょっと足りない」思いは続きました。
一方、友達の一人は物欲が全くなく、毎月の小さい頃から小遣いもお年玉もほとんど丸々貯金していました。
それが良いかどうかは別として、入ってくる金額に関わらず貯金できる人はできるし、できない人はできないのです。
欲求をコントロールできるには、ちょっとの意思と、価値観の優先順位を変えるだけ
また財形貯蓄や自動積立など自分の欲望からお金を守る工夫が必要です。
お金がたくさんあれば幸せ、という幻想
お金がいっぱいなら幸せ?という幻想
を持っていると、いっぱい貯金ができてお金がたくさんあれば不安が無くなるかというと、それもまた勘違いです。お金がなくて不安に思う人は、いくらお金が増えても不安なままです。
「お金が無くなったらどうしよう」が「お金が減ったらどうしよう」に変わるだけ。実にシンプルです。
そして、お金に不自由なく欲しい物を買って、毎日遊んで暮らして、旅行しまくったら幸せかというと、そんなことも無いようです。私はまだそこまでやったことはありませんが、先生から聞いた話があります。
ある社長は20代でITビジネスで成功した人で、スタバでMacを開いてちょろっとお仕事、あとは毎日が休日のようなセミリタイア生活をしていたそうです。欲しい物も買って、労働から解放され、しかし精神は鬱々としていた と言います。
お金があって、物欲も満たされて、「で、それが何なの?」と。自分だけ楽しくても、周りの人や世界が変わっていない、何のために生きているんだろう、と。
クライシスに陥りそれが大きな転機になったそうです。
頑張って冒険して、やっと「お金」という宝箱にたどり着き、この中に「幸せ」が入っていると思ったら、実は中身が空っぽだった。そんな例え話をされます。
お金も含めた外的な物よりも、内面の成長の方が大事。お金は無いよりはあった方がいいけれど、収入が増えてもそれがイコール成功ではない のだそうです。
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